2019年10月13日(日)ルーテル野々島グラウンド
高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ2019九州
第14節分
vs ルーテル学院中
2-0(前半0-0)
得点:皇馬2
リーグ最終戦。
これに勝てば残留が確定し、引き分け・負けは入替戦にまわることが決まる崖っぷちの大一番。
相手はルーテル学院中。
1巡目は1-2で敗れていますし、粘り強くタフであり、組織力の高いチーム。そして勝点も同じでうちと同様に勝てば残留が決まる。
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試合前のミーティング。
戦術面や相手のことも伝えましたが、それ以上にこの試合はメンタル的な部分を強く伝えました。
今まで大事なところで臆してしまい出せなくて悔しい思いばかり。
今度こそ打破するためにも自分(達)に勝つこと、できることを全力でやること、自分だけにならないこと。
こんな試合では何が起こるかわからない。良い状況も悪い状況も想定内にして、状況に合わせてすべきことを忘れないこと。
あとは充分に力はあるから大丈夫、自信持って戦っておいでと伝えました。
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11:30 kick off。
序盤やはり硬い。
立ち上がりの戦い方は間違っていないのですが、なかなかゲームが落ち着かない。その中にもうちょっと判断ややり方があっても良かったと思う。
注意すべき相手のセットプレーも対応が甘く、少し危なかったです。
ジワジワと押し込み始めチャンスを作るものの良い形でシュートまで行けない。相手の最後のところでの粘りが良かったのと、攻撃で慎重さが仇となり大胆に積極的にできなかったりで合わなかったり、相手からしたらわかりやすかったり。
前半はそのまま0-0で終了。
HT。伝えるべきことは伝え、あとはハッパをかける。
残り40分。あとは選手達を信じるしかない。
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後半が始まりゲームが動き出します。
後半4分。
左サイドの前方のスペースに抜け出すように受けた皇馬がペナの中に持ち込みフワッと?チョンと?逆サイドネットにコントロールシュートを決め先制。
大きな1点ではあったのですが、逆にここから少しバタつく。
ちょっと受けてしまい、相手が良い状況でボールを受けるシーンや持つ時間が増えてしまいました。人が下がるだけになってしまいプレッシャーに強くいけない。また遅れて慌てて行くので、簡単に剥がされてしまったり、後手後手に…。
1本完全に抜け出されGKと1vs1を作られますが、亘のビックセーブで助かりました。
ベンチから修正を伝えながら、鼓舞しながら、選手達も我慢しながら相手の時間帯を耐え抜くと、攻撃では1点リードもあり幅も使いながら厚みのある攻撃ができるようになっていきましたが、あと一歩のところでシュートまでいけない。
後半半ばぐらいになると疲労の色も見えてくる。
前半からハイペースの試合だったので、今日は後半キツくなりベンチもフル稼働かなとは思っていましたが、やはり足を攣る選手がパタパタと…。
フレッシュな選手をどんどんと送り出しながら、しっかり守備をしながらトドメの追加点を狙う。
残り10分を切り、選手達に時間を伝えながら、我慢強く、粘り強く。
そうしていると後半38分。待望の追加点。
ATの4分も長く感じましたが、そのまま2-0で試合終了。
笛が鳴った瞬間、喜びなのか疲れなのか、大半の選手達がその場に倒れ込みました。
状況的に仕方がない部分もあるのですが、少し大味になってしまった感のあるゲームでしたが、本当に長い長い80分でした,
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これで自力で残留を勝ち取ることができました。
毎年、残留争いはもつれるものの今年はさらに輪をかけたような大混戦でした。
ここを乗り越えられたのは選手達にとっては良い経験だったと思いますし、自信にもなったはずです。
だけどリーグを振り返ってみると、やはりあのゲームの時にこうすれば良かったとか、あれをしなければとか、勝てるチャンスや追い付けるチャンスを逃したというのは沢山あります。
技術や戦術な部分、メンタル的な部分などいろいろな部分で修正点はありますので、高円宮杯に繋げてほしいですし、今後の自分の中での教訓にしてほしいと思います。
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これで一つの目標をクリアできました。
あとは最後の公式戦になる高円宮杯九州大会。
九州止まりなのか、全国までなのか、どこまでいけるかは自分達次第。
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最後に…
今年もなんとか残留決めることができました。
本当に良かった。
ホッとしました。
しかし、よくもまあ毎年のように…。
これは毎年恒例なのか?
ギリギリ最後までわからないという展開。
自分達で招いた結果なのですが…
本当に身体に悪い…。
ただ入替戦の常連だったチームが、結果的に昨年・今年と入替戦を回避できているということは、我々もチームもアップデートというか積み重ねはできてきているのかなと思ったりもします。
九州リーグ5シーズン目を終え、経験上私達スタッフもいろいろなことで成功と失敗を繰り返して、明確に見えてきたこともありますし、感覚的に理解した部分もあります。
リーグのメリット、デメリットをうまくコントロールしてチームや選手に更に伝えていきたいと思います。
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沢山の応援・サポートありがとうございました。