2018年11月3日(土) 別府市実相寺サッカー場
KYFA 第30回九州ユース(U-15)サッカー選手権大会 兼 高円宮杯 JFA第30回全日本U-15サッカー選手権大会 九州予選
1回戦
vs 福岡BUDDY FC(福岡県代表)
1-1(前半0-1)
PK3-4
前半1分 失点
後半37分 皇馬(A汰希)
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夏の全国で悔しい思いをして、そのリベンジの為にもう一度全国へと臨んだ高円宮杯九州大会初戦。
残念ながらこの試合が3年生にとって最後の公式戦になってしまいました。
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開始早々1分にセットプレーから失点。
その後もバタバタとして、攻守においてチグハグ。
そして前半半分くらいに相手のアフターチャージでキャプテン十維が負傷退場で試合中に救急車で運ばれる事態が発生。
1点ビハインドでキャプテンが負傷退場。
しかし、そこでようやく火が付いたのか、やらなくちゃと思ったのか硬さが取れ、冷静さと積極的なプレーが増えていきました。
HTにメンバーの入れ替え、修正点を伝え、そして何よりメンタル面の部分にテコ入れをして送り出しました。
後半は終始ボールを保持し、主導権を握ってプレーしました。後半はシュートを打たれていないですし、ピンチはゼロ。
しかし攻め続けていても、ここが繋がればチャンス、シュートというところでズレてしまったり、お互いが合わなかったりでミスが出てしまうことが多く、勿体無いプレーばかりでした。
それでもなんとかチャンスを作り、シュートまで行くもののなかなか決め切らない。
そろそろ時間を気にしだした後半37分にようやくCKからこじ開けて同点。
残り時間も攻め続けましたが、そのまま同点のまま終わりPK戦へ。
相手のキックを止めれそうで止められず、うちは2人目が止められ、5人目が外してしまい試合終了。
3年生の最後の大会は九州大会初戦で幕を閉じました。
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PK戦はある意味しょうがない。
やはり、そこまでに勝てなかったこと。
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ミーティングでも最初の入り方を一番強く伝えましたし、この試合が一番難しくなるよと伝えていました。選手達も頭では分かっていたと思いますが、それでも開始1分で失点してしまいました。
前日もw-upもどこか反応が遅かったですし、雰囲気もフワッとしていました。強いて言えばリーグ戦終了後からかな。そこは私の持っていき方も良くなかったです。
あとは初戦の緊張や硬さから前半は勇気を持ってサッカー出来なかったです。 以前にもありましたが、こういう時に負けたくないが強過ぎて、できるのに積極的に前を向いてゴールを目指し、ボールを持とうとしなかった部分もありますし、ルーズボールや2ndボールを拾えなかったのも中盤が下がってしまい、前の選手は反応しなかったし戦っていなかった。他にもうまくいかない時に伝えること、声を掛けること、あたりまえのことが足りなかった。
守備はどこを相手にしてもだいぶできるようになったけれど、自分達が相手よりボールを持つ場合の攻撃の形や質、精度を上げるところまで行けなかったのは、私やこれからのチームの課題。
勝てる力は充分にあったと思いますが、選手達も私もそこを発揮することができなかったです。
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その夜に最後のミーティングを行いました。
上記のような試合の反省をした後、伝えたのはこれからのこと。
負けたことは残念だけど、終わりじゃないし、思い通りにいかないことなんて人生ではよくあること。
今回負けたこともそうだけど、何度も同じような失敗をしてしまうもの。
しかも、みんな勝ちたくて、上手くなりたくて、努力している同士で戦うのだから勝つことも負けることもある。
ただ今まで、韓国遠征、九州リーグを1年間戦ったこと、県ユースあっさり負けたこと、全国行ったこと、残留決めたこと、今回負けたこと、色々なこと全部が選手達にとっては素晴らしい経験。
その中で勝って嬉しかったり、負けて泣いたり、点を取って喜んだり、自分のミスで負けたり、メンバーから外れて悔しかったり、いっぱいあったいろんな経験や感情、そこで学んだ教訓、他にも沢山得たことを次に繋げることが大事。
3年生は次のステージで、2年生は新チームで、リセットしてゼロからスタートするのではなく、アップデートというか積み重ねていくこと。
それはサッカーではもちろんだけど、それ以外の部分でも。その経験の中から少しずつ自分なりのやり方を見つけていけばいい。それを周りに伝えられたら尚良い。
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あとは自立した人間になること。
自分で考えて、自分から行動できるように。
3年生はすごく仲が良かったから、周りに同調して動くのはできるけど、誰かが強く厳しく引っ張ったり、そういう部分は足りなかった。指示待ちやリアクションだけでは駄目だよ。
サッカーが上手くなりたいなら、人として成長すること。
これは絶対。
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とりあえず3年生の公式戦は終わりますが、卒業まではまだまだあります。
残りの中学生生活を次のステージに向けて、それぞれのやるべきことをしっかりやっていきましょう。
とりあえずお疲れ様。