2018九州リーグ U-15最終節 vs ブレイズ熊本

2018九州リーグ U-15最終節  vs  ブレイズ熊本

10月20日(土)熊本県嘉島総合運動公園

高円宮杯 JFA U-15 サッカーリーグ 2018 九州

第17節 18:00〜

vs ブレイズ熊本

3-2(前半2-1)

得点

前半14分 駿太(A汰希)

前半18分 失点(PK)

前半26分 航(A昂志)

後半11分 汰希(A十維)

後半36分 失点

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5位から10位までの6チームが残留・入替戦の可能性がある大混戦の中迎えた最終戦。

崖っぷちの首の皮一枚繋がっているような状況から、なんとか勝ち続け、勝てば自力で残留を決めることができる状況まで持ってこれましたが、この試合の結果が引き分けだと周りの結果次第、負けたら厳しい状況。

しかも敵地で大応援団がいる超アウェイ。

やはりみんな若干、表情が硬いというか緊張している様子でした。

いつも通り、やるべき事や守備の確認など話した後に、私なりのエールを伝えて送り出しました。

立ち上がり10分過ぎて、しっかりと入れたかなと思っていたところでゲームが動き出しました。

カウンターで抜け出した優翔が粘って汰希に繋ぎ、浮き玉でスルーパス。

抜け出しながらスルーパスに合わせた駿太が左足を振り抜き先制。

しかし、その4分後、キックミスを拾われカウンター気味に抜け出されたところにスライディングで止めに入ったのですが、これがPK判定。

これを決められ1-1の同点。

しかし、失点を続けないように自分達でも声を掛け合いながら下を向かず再度しっかり仕切り直してくれ、それが功を奏したのか、失点から8分後。

昂志のアーリークロスにワタッペが頭で合わせ勝ち越し。

その後はゲームが少し落ち着き前半終了。

HTはありきたりですが、細かい修正をいくつかと、残り40分全てを出し切れということと、得点するかもしれない、失点するかもしれない、何が起きるか分からない。だけどそれも想定内で動じずにやるべきことをしっかりやろうと送り出しました。

そして後半11分。

ハーフウェイラインぐらいの位置からのFK。

十維からの長いボールにDFラインの裏に抜け出した汰希がダイレクトボレーで合わせ追加点。

この1点は大きかった。

その後、相手が前に人数をかけてきましたが、自分達の判断でCFの航も下がって対応。形的には相手に合わせる形でうちの形は変わりましたが、しっかり対応もできカウンターも効果的にできていたので、そこの部分は指示を出さずに見ていました。

後半残り半分を過ぎ、イエローを1枚もらっている佑輔を下げて開成を入れ、残り10分で前からのチェイシングやカウンターで疲れが見えてきた健悟を下げて圭汰を入れ、逃げ切りを図りました。

残り5分で失点してしまい3-2になり、そこからの5分+3分のアディショナルタイムは気が遠くなる程に長く感じ、何度も時計を見返していましたが、ピッチに立つ選手もベンチにいる選手もみんなで声を掛け続け戦ってくれました。

そして、ようやくタイムアップの長い笛…。

疲れました…。

なんとか自力で残留を決めることができました。

10月に入り最後の4試合をまさかの4連勝。

自分達も周りも最後の意地で勝点を伸ばし、なかなか決まらない状況でしたが、最後までやり切ってくれました。

九州リーグはもちろん、全国大会、県ユースや遠征で悔しい思い、きつい思い、それらも含めた経験が活きたかなと思います。

正直今年は突出した個はいませんでしたが、賢志が怪我で長期離脱になったり、他に怪我人がいても、それを埋めることができ、尚且つ結果を出せる選手がいたこと。

システムや戦い方によってメンバーを入れ替えても戦えること。

特長は違えどチーム全員が同じように戦える選手だったことが、全国も九州リーグ残留も決めれた一つの要因だったと思います。

また1巡目はほとんど同じ選手しか点を取っていなかったのですが、後半はいろいろな選手が取れるようになり、得点の形もカウンター、クロス、セットプレーと幅が広がったのも要因の一つだったと思います。

今までの積み重ねが一つの形になったのかなと感じます。

今年も最後まで苦しかったですが、とりあえずホッとしました。実は入替戦に回らなかったのは初です。1回は熊本地震の影響で降格が無かった時以外は入替戦で残留を決めているので、今回は初めてリーグの中で残留を決めれて、凄く嬉しいです。

試合終了後みんなで喜びを分かち合う中、キャプテンの十維が号泣していました。彼もキャプテンとしてのプレッシャーや想いがあったのだと思います。凄く印象的でした。

しかし、まだ終わりではありません。

高円宮杯九州大会があります。夏のクラブユース全国で悔しい思いをして、もう一度高円宮杯で全国へと誓ったはずです。

このまま継続して、全国へと行けるように、またみんなで戦いましょう!

熊本でのナイトゲームにも関わらず、沢山の応援ありがとうございました。